万の妖怪記

妖怪達の住む異世界に迷い込んでみました。

万の妖怪記

第一話 一度やってみたかった妖怪 その弐

妖怪記事4

爺さんには可愛がっていた老犬がいたし

 時間が経ってしまいまたが前の漫画の記事に続く話…

前の記事をおさらいしたい方はコチラ↓をご覧ください。

www.yorozunoyoukaiki.net

さて、話は変わって “三つ目地蔵” を作った変わり者の爺さんの話です。

この爺さん、名を『石清水 清』と申すのですが

頑固で自分勝手、キレ易いと言う三拍子が揃った結構な正確な持ち主で

市の土地に勝手にこの “三つ目地蔵” を作った張本人であります。

 

何故この地蔵を作って道祖神とか言ったのか知りませんが

迷惑な話で、夜ゴミ捨てに行く私は不気味で仕様が無い。

 

まあ地区の重鎮と言う事もあって私みたいな借家住まいの新人には

何も物言えませんが昔ながらの近所の方々は石清水爺さんとは

あまり仲が宜しくなかったようです。

 

そんな石清水爺さんは犬を飼っていまして

有名なディ★ニーキャラクターの

某黄色い犬に似たような老いた老犬を飼っており、その犬がまた躾が悪かった。

人を見ると飛び掛かる老犬

妖怪記事5

私の地区は班長制で毎年順番で回って来るのですが

我が家に番が回って来て班長になった時はまだ石清水爺さんは健在でして…

回覧板がいっつも石清水宅で止まり迷惑していたのを覚えています。

 

なので母が新しい回覧板を回すついでに見に行くわけですが

そうするといつも人の気配を察した老犬が

もの凄い勢いで走って来て母に飛びつこうとするのです!

 

犬嫌いな母は慌てて引き戸を閉め、老犬が “ガッシャーン!!” と

すんげー勢いでぶつかって『キャン』と鳴くと言う攻防を繰り返しておりました。

 

その音を聞いて石清水爺さんの娘が出てきて

『ウチの犬がいつもごめんなさいねぇ~』

とか、苦笑いしながら言って

回覧板とか集金に行った時の金を払ってくれるワケです。

 

あ、岩清水爺さんはそれまで一人暮らしをしてたんですが

三つ目地蔵を作って暫くしてから急に軽い認知症が始まってしまったらしく

この頃には近所に住む娘が来て老犬と石清水爺さんの世話をしておりました。

 

結局その年の秋位には面倒が見切れなくなった様子で

どこかの老人介護施設に入居したと言うワケでした。

 

それから石清水爺さんの家は空き家となったのです

躾の悪い老犬は石清水爺さんの娘に引き取られたとか…

 

石清水爺さんが故人となって何年も経った現在でも

放置された気味の悪い三つ目地蔵は

取り壊される事も無くこのゴミ捨て場で過行く時を

薄汚れながら三つの目で見つめてるのです。

 

ちなみに空き家になった石清水爺さんの家には時折家族が

盆、正月に見に来ますが

あの黄色い老犬はあれから見ていません。

不気味な夜に何かが起る…

妖怪記事6

そんな事を考えながら家に帰る夜道をブラブラ歩いてゆく

ふと、冬の寒い道に草っぽい物が生えている事に築いたのです。

 

それは “猫じゃらし” でした。

 

一番寒いこの時期に猫じゃらしなんて生えるワケがないんですよ!

ってか、さっきまで何もなかったはずなのに…

 

気のせいでしょうか

猫じゃらしはどんどん生えてきて気が付くと自分の

足元にもまるで早送りでもしたかの様にどんどん育って生えて来るのです!

 

深夜のこの不思議な現象に

私はマジで怖くなって固まってしまいました (その参へ続く★)

深夜とかコエーよぉ!!