万の妖怪記

妖怪達の住む異世界に迷い込んでみました。

万の妖怪記

“初代” 万・妖怪記 第21話

オタマジャクシに襲われる俺

初代妖怪漫画32

其の三十二

 “ぐあ”

 

ビリーの呪術で作り出された尖御玉は容赦なく栗吉を

喰らおう襲って来る!

栗吉は葉っぱにされてしまったお鈴と

下に転がっていた金爺の葉っぱを拾って双方に語り掛ける

 

『スズ!!金爺!!妖力(ちから)を借りるぞ!!』 

 

声さえも出ないがお鈴と金爺が “よし、分かった” と言われた気がした

いや、長年心が通じ合った仲間達だから

間違いなくそう言っただろう…だが

心が通じでも葉っぱにされて手も足も出ないのだ

どうやって共に戦うと言うのだ?

 

栗吉はお鈴と金爺を笠の頭に乗せると

突然印を結び始めた

 

これは昔、陰陽師が邪を封じる為に結んだ印である

何故これをモグラの妖怪が…

尖葉子のビリーはこの印を良く覚えているとても嫌な気分になるのだ

 

栗吉は続けてある言葉を口にする

 

土竜斎君・万変化』

 

これは妖怪が別の姿に変化する為に使う万変化だ!

だが先の “斎君” は陰陽師の術の一つ…

妖怪の変化と陰陽師の術が混じったものだろう

 

その印術を唱え終わった後

栗吉の周りに砂ぼこりが起こり凄まじい衝撃波が

尖御玉達を襲ったのであった!

 

その衝撃で尖御玉達は飛ばされ

栗吉の所に行く事も出来ず、元の煙になって

消えていったのだった…次回へ続く!!

初期の俺って変化できるの!?い~な~