万の妖怪記

妖怪達の住む異世界に迷い込んでみました。

万の妖怪記

“初代” 万・妖怪記 第18話

この蛙腹から酸が出んの!?危なっ★

初代妖怪漫画29

其の二十九

フジガエルは口を閉じ、中に何かを溜めながら

モゴモゴと動かしている…

まったりと目を閉じて特に動く気配は無い

大きいだけの木偶の坊か…?

 

 “ビュ”

 

突如フジガエルが大きな口を開けたと思ったら

長い舌をハエを捕食するかの様に伸ばし

栗吉に攻撃してきたのだ!

 

“シュルルル” と言う独特の音と共に

長い舌は確実に素早く栗吉を捕らえた

 

『いきなりかよ───!!!危ねっ…に”───っ!!!』

 

舌に纏わりついた強力な酸の液で地面がエグレるように溶かされ

必死で避けたつもりが

ちょっと当たってしまったのか…

栗吉の尻に焦げ臭い白い煙が立ち上がり

その痛さに思わず声にならない声を上げる

 

『尻が…〇§ΘΣωёΩ∀』

 

良く分からない事を言いながら

栗吉は焦げた尻を撫でながらその周りをくるくると転げ回って

仰け反ったり突っ伏したりしながら悶絶していた

 

光藤から出来たカエルの妖怪だから大人しいと勘違いして

スキを突かれたのだ!

考えてみれば作った本人が攻撃的な妖怪なんだから

フジガエルが大人しいワケがない…

 

尖葉子のビリーは寝そべったままその様子を楽しそうに見物している

 

「面白いわぁ~モグラの尻焼き♥」

 

“あっはは!!” と、声を立てて笑った…次回へ続く★

俺大丈夫か!?