万の妖怪記

妖怪達の住む異世界に迷い込んでみました。

万の妖怪記

“初代” 万・妖怪記 第16話

このカエル超でかいだず~

初代妖怪漫画27

其の二十七

 「うおおっ!!地面が!?」

 

光藤の大樹に呪いの葉が取り憑いた後

地面が “ぼこ ぼこ” と波打ちはじめ隆起しだす

 

それはまるで冬眠から覚めたカエルが地面から出て来る時の様な

そんな地面の動きに似ている

 

栗吉は動く地面に短い足を取られながらも

一生懸命けんけんをしながらバランスと取っている

栗吉の丸まるとした毛玉の様な体では

転んだら起きるのが大変だからね…

 

栗吉は左右の足でちょんちょんとしながら体をクルリと光藤の方へ向ける

 

気のせいか…?

光藤の大樹の根が全て土の中から這い出して丸見えな気がする

と言うより何か巨大な生き物から光藤の根が生えているようにも見える

 

そんな事を思っていると尖葉子のビリーが光藤の花の房を持って

いつの間にか藤の樹に上っている

 

あんなに揺れているのに尖葉子のビリーは平然としているのだ

 

「素敵な藤♥どんな葉怪(ようかい)になるか…楽しみねぇ?」

 

指でピンと藤の花の房を弾くと

地中から何か目の様なものが見えてより一層生き物らしいものが出て来る!

 

その生き物…ビリーの言葉でいうと “葉怪(ようかい)” は

必死で地中から出て来ようとしてもがいているようだが

時折 “ぐえ” と言う変な鳴き声が聞こえる…

 

遂にその巨大な葉怪は巨大な光藤の大樹を従えて

その全貌を現したのだった…次回へ続く!

キタ───(゚∀゚)───!!─(だず)