万の妖怪記

妖怪達の住む異世界に迷い込んでみました。

万の妖怪記

“初代” 万・妖怪記 第27話

尻叩きが激しいっての!

初代妖怪漫画42


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其の四十二

 栗吉は狂ったように激しく紐パン一枚のビリーの尻を叩き続ける

 

『さっきの尻のお返しじゃ───!!!』

 

どうやらビリーの創り出した藤蛙に

尻を焼かれた事をまだ覚えていて根に持っているらしい…

それとキクや仲間たちの恨みも半分籠って

この激しい尻叩きに及んだのだろう

 

“バチ、ベチ”

と、かなり痛そうな音が響く

ビリーは痛さと恥ずかしさで鳴きながら絶叫する

 

『あたいの美尻が傷モノにされるぅ───!!』

 

“いやああああ” と、嬌声を上げると

あまりにも痛みと恥ずかしさが頂点に達したのか叫ぶのが急にピタリとヤミ

ちょっと白目になったかと思うと

気のせいかその体が少しぼやけて見える

次の瞬間口をぽかんと開けそこから凄い勢いで何かを吐き出した!

 

「ぬ!?」

 

栗吉は無表情だがビリーの体の変化に気づいて

尻を叩く手を止める

 

良く見ると凄い勢いでビリーの口から

何か変な物体が飛び出してゆくのがはっきり見えた

 

吐き出された変な物体は “べちゃり” と栗吉達の近くの地面に落ちた

 

変な物体を良く目を凝らしてみると

それは葉っぱの妖怪・尖葉子のビリー本体そのものであった

 

『おあっ!?出た!!!』 

 

栗吉は驚いて声を上げた

本体のビリーを見るのはコレが初めてであった

 

ビリー本体は尻叩きの苦痛に耐えきれず

どうやらキクの体から思わず飛び出たらしい

口から泡を吹いてピクピクと痙攣しているのだった

 

だが…

キクの体から支配していた妖怪本体が出たと言う事は

もしかして…!

其の四十三

初代妖怪漫画43


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“シュウ”

 

突然、煙と共に光藤の葉が持っているキクの体を包み

栗吉の周囲を取り囲む

 

「あっ!!?」

 

その煙たさに栗吉は思わず煙を避ける様に体を強張らせた

変化をしている妖力の煙が周りを取り囲むと

栗吉の変化も解けて

美しい女性の姿が元のチンコロモグラに戻ってしまった…

 

変化が解けちまった…と、思った瞬間

“ボン”

と、言う音がして白樺の葉に変えられていた

金爺とお鈴が元の姿に戻ったのだ。

そして葉っぱを上に乗せて変化をしていた栗吉の上に

どっかりと乗っかった

 

『わ、重っ!!!』

 

栗吉が潰されるのは置いておいて

皆、元通りに戻ったのだ!

 

よろよろと立ち上がり葉っぱの姿になってしまったビリーが

させるか、と言わんばかりに

 

『ムカツクぅ!!!もう一度憑いてやるわ』

 

また、憑こうと企んだ瞬間

 

『どっこいしょ───!!!』

 

ドスンとお鈴が巨大ヒカリスズムシの姿に素早く変化をして

ビリーの上にお仕置きとばかりに乗っかって阻止したのだ

 

『んきゃ~っ、重過ぎ───❤』

 

もはや力も尽きていたビリーに成す術はなかった…次回へ続く★

尻叩きの効果で皆、元に戻ったぞ!