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其の四十
『砂根みみず』
栗吉は巨大な友達ミミズの名前を呼んだ
“砂根みみず” と言う妖怪らしい…式神ではなくれっきとした妖怪だ
その巨大な根ミミズはビリーの創り出した
藤蛙の大きさを悠に軽く超えている
全身が土の中から出てくるとその長さと時折体に根が生えているのが見えた
頭は先に出て来た部分だろうが
尾の部分にももう一つ顔がある
雌雄同体で両側に顔があるので地中を動き回るのに
とても適しているらしい
巨大だが伸縮自在で巨人な体も生き抜くのに適したモノだろう
そんな根ミミズの頭に栗吉は飛び乗ると
藤蛙に巻き付くように指を真っすぐ伸ばして
“いけや!” と目標に向かって支持を出した
根ミミズは藤蛙に思いっきり巻き付いて締め上げる
“が”
と、言う低い声が上がり藤蛙はぐらりとバランスを崩した
ぎゅうぎゅうと巻き付かれた藤蛙は苦しさのあまり
巨大なガマ口が開き炎のように真っ赤な舌をベロりと出した
頭の上に乗っかっていたビリーもバランスを崩して
頭の上で尻餅をついた
其の四十一
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巨大な二つの妖怪達のぶつかり合いで
その場にいる事も叶わないような凄い振動が起き
尻餅をついて倒れたビリーは
そのまま一度跳ねるとコロコロと人形の様に
藤蛙と根ミミズの上を転がり落ちていった
藤蛙は根ミミズの力に屈してその体が次第に煙のように薄くなると
それを見計らったように根ミミズは締めるのを止め
土の中にあっと言う間にその巨大な体を潜り込ませて帰っていった
栗吉は巧く地面に着地すると目の前には
ビリーの術が解けて
元に戻った光藤の樹が悠然といつもと変わらぬ姿で根を張って立っていた
「ぐ…」
その横で転がり落ちていったビリーが “よろり” と体を起こそうとしていた
瞬間、体を誰かが掴み、抱えるように持ち上げた
慌てて見るとそれは栗吉だった
ビリーとの距離は結構離れていたハズだがいつの間にか近寄って
ビリーを持ち上げて膝の上に抱えていたのだ!
“ぷりん♥”
『ふん!!』
と、鼻を鳴らして
栗吉は突然ビリーのズボンを下ろして尻出す
紐のついたちょっと色っぽいパンツだがこれは青年・キクの趣味だろうか…
まあ、さておき突然の行為にビリーは驚き慌てふためいた
「ちょっ!!?何すんのさ──!!?」
振り払うにもしっかり抱えて持たれているので身動き取れない
『キクの体からとっとこ出ろ───っ!!!』
“ベチン!ベチン!”
栗吉はビリーの紐パン一枚の尻を思いっきり力を掛けて
激しく叩き始めたのだ!
『んきゃ───!!』
あまりの痛さにビリーは涙目になって絶叫した…次回へ続く!
紐ぱん…♥